今回は特に疑問解決とかそういったテーマではないんですが、最近よく「docomo」、「au」、「SoftBank」所謂3キャリアが政府から料金高いけど何とかならないの?と再三お叱りを受けてるといったニュースを目にします。
消費税が10%となる増税を見越してのパフォーマンスやご機嫌取りなどとも言われてますが、そういう難しい話は置いておいてキャリアってやっぱり高いよねというのが筆者の正直な印象です。
海外に比べてとか、品質云々といったこともあると思いますしプランも多様化しているので最安プランを選択すればその限りではないのでしょうが、最低7,000円からさらには端末が月賦購入だったりすると何やかんやで1万円前後といった方も多いのではないでしょうか。
そもそもプランが多様化しすぎているため一番安いプランを選択するのも一苦労ですが……
そんなこともあり、なぜ3キャリアを使い続けるのかを考察としてまとめてみました。完全にネタ記事で格安SIMを推奨したいわけではありません。
なぜならユーザーが増えるとネットが遅くなるので。
参考までに20代の平均年収を調べてみました。
20代の男女の平均年収
国税庁による「平成 26 年分民間給与実態統計調査」においては、20代前半の平均年収は約248万円で、男性約265万円、女性約231万円、20代後半では約344万円で男性約378万円、女性約297万円です。 こちらの調査でも、20代前半と後半では約96万円の差が見られます。
https://next.rikunabi.com/journal/20160129_s22/
あくまで平均ではありますが、東京は賃金が地方に比べれば高いのでそういった都市部を除外すると平均年収はもっと下がることが予想されます。
その分、家賃が安かったり支出も考慮するとわけがわからなくなってくるので上述のデータから20代前半の平均248万円を12で割ってみます。
248÷12=20.6666666667
月収換算だと20万円ということがわかります。ボーナスなんかも含まれていたりすればさらに少ない金額かもしれません。
これで一人暮らしだった場合はどうなるでしょうか。
一人暮らしの家賃の平均は?
SUUMOの「20代社会人シングル男女の一人暮らしデータ2017」によると
部屋の【家賃】は「5万~6万円台」が全体の半数近く
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chintai/fr_data/20single-2017/
となっています。
6万円だと仮定して月収の20万円から家賃を引いて14万円、そこから食費や光熱費なんかを払ってとなると手元に残る金額もみるみる減っていきますよね。
参考までに食費は1ヶ月あたり、大学生は2万5000円、社会人は4万円が平均、光熱費は月々の水道代・ガス代・電気代の合計は1万円が平均だそうです。
ここまで挙げたものは毎月固定でかかってくる費用ですが、洋服代や美容室代、交際費なども考えると手元に残るのはわずか数万円。
そんな中での一万円以上の捻出。なぜ多くの人はこの困難な道を選択するのか。
それでもやっぱりキャリア好き
私の推論としては以下になります。
世間は思ってる以上にお金持ち
私がバブル/好景気というビッグウェーブに乗れていないだけでみんなお金持ちの可能性。
辛く困難な道を選ぶことで自分を鍛えたい
若いうちの苦労は買ってでもしろという諺もありますし、アスリートは辛いトレーニングによって自分の肉体を高めているのでそういったものを私生活にも反映している可能性。
宗教上の理由
信仰の自由は保証されているためこれに関しては何も言えません。
色々ありすぎてわからない
これはかなりあり得そうですね。私自身も選択はかなり迷いました。決め手となったのは自宅のネットのプロバイダでした。
実店舗がないのが不安
これは致しかたありません。いつも混んでいて何時間待たされようがそれでもやっぱり対面で話したいそんな寂しがり屋さんも今の世の中多そうですもんね。
四六時中電話していたい
通話の完全定額はキャリアだけなのでこの可能性も高そうですね。LINEやFaceTimeとかでもいいと個人的には思いますがこだわりも大事です。
めんどくさい
なんやかんやこれが一番、あり得そうです。MVNOホームページを見ると、どの事業者も手続きは簡単と書かれてはありますが、MNPだったりで今使っているスマホをそのまま利用される場合やSIMフリー端末を自分で用意する場合にはネットワーク設定などを自らが行う必要があるので、面倒な設定が不要とまでは言えないと思います。
MVNOへの変更を考えている方へ
あれこれと書き綴ってみましたが、利用シーンが通話がメインという方以外であれば月々の費用は概ね半額以下まで圧縮できるので一考の価値は十分あると思います。
逆にMVNOのデメリットをまとめると
- お昼の時間帯はネットが遅い
- 電話での通話を月に1時間以上する人にととっては割高になる
- 月途中でのデータ量の買い増した場合も割高
このくらいが私が一年間利用した感想になります。
ちなみにdocomoからBIGLOBEへの変更になります。
とはいえ、上記で挙げたデメリットも基本的には
- お昼の時間帯はネットが遅い
┗Wi-Fi繋げば関係なし(フリーWi-Fiも増えてきました。) - 電話での通話を月に1時間以上する人にととっては割高になる
┗通話オプション+ネット通話 - 月途中でのデータ量の買い増した場合も割高
┗元が安いので最初から容量を大きめのもので
このようにすればあまり不便は感じないですし、オプション含めても価格面ではやはりMVNOに軍配が上がります。
一概に安かろう悪かろうというものでもなく、データの転送速度と価格とのトレードオフの関係というのがキャリア(MNO)と格安SIM(MVNO)にはしっくり来るような気がします。
楽天参入や政府からの指導を含めてキャリアがどの程度の値下げ幅とプランを用意するのかは不明ですが、端末の割引を無くして基本料金を下げるみたいな月々の支払額が変わらないなんていう場合にはMVNOは検討の余地も出てくるのではないでしょうか。
結論「安いか早い」かの選択です。