事前に煽るだけ煽ったものの、いざ蓋を開けて見るとアップルのスペシャルイベントはSNS上でもがっかりの声が多数上がっていました。かくいう私も注目していたものの睡魔に負けてリアルタイムでの視聴はできなかったため朝の確認となりましたが、確かにリアルタイムで見なくて正解だったかもと思ってしまいました。
主な発表内容は各種サブスクリプションサービスとアップルのクレカ。
Apple TVの付加サービス「Apple TV channels」と「Apple TV+」
ざっくり言うと2019年5月から「Apple TV channels」がこのアプリひとつでAmazonPrimeやHuluなどの動画サービスを一つのアプリで視聴から支払いまで出来るようになるといった内容。「Apple TV+」の方はアップルで動画サービスを2019年秋頃から開始するからよろしくねといった内容です。
新聞や雑誌の読み放題サービス「Apple News+」
iPhoneのウィジェットにもあるニュースアプリ(日本語版は設定変更不可)ですが、有料版読み放題サービス(月額9.99ドル)を開始するという内容でした。そしてアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア以外の国については言及されず。
サービス開始から48時間で20万人以上の登録
一足早く「Apple News+」のサービスが開始されたアメリカとカナダでは、提供開始からわずか48時間の間に20万人以上のユーザーが登録しました。日本では書籍や新聞などの紙以外への情報へ対価を払うということは抵抗が多そうですが、有料サービスへの適切な対価を支払うことでよりサービスも発展していくので国内でのローンチも是非実現してほしいです。
100種類以上のゲームが楽しめる「Apple Arcade」
日本国内からはセガやコナミといったパブリッシャーの名前も挙がってはいるもののうーん…といったサービスに思えます。また、「Apple Arcade」のムービー中にはFFの生みの親、坂口博信氏も登場しています。
2019年秋からのサービス開始となっており、詳細に関しては今後の続報を待つ必要はありますが先日Googleのクラウドゲームサービス「STADIA」の発表で度肝を抜かれたばかりなだけにインパクト不足の感は否めません。
ApplePay用の独自クレジットカード「Apple Card」
正直、これが一番魅力的な発表でした。iPhoneユーザーならサインアップしてすぐに利用可能になる上、QUICPayなどの場合は明細が紐づけたクレカの方でしか確認できなかったりと不便な点も多いのですが、この「Apple Card」ならいつどこでの支払いかの確認も容易な上、支払い内容をカテゴライズしてくれたりとマネーフォーワードライクな使い方も出来る模様です。
さらにこの「Apple Card」なら支払いの2%がキャッシュパック、Appleでの買い物では3%キャッシュパックとなるそうなのでMacなどの購入の際には大きいですね。
物理カードもチタン製でカッコいい
iPhoneと連携させて使用できる物理的な「Apple Card」も用意されており、これがチタン製でおしゃれなカードとなっております。
クレカは魅力的だったものの米国以外のサービス開始については言及せず
肝心のサービス開始時期はアメリカでは2019年夏からとなっておりますが、例によっておま国となりそうな気配です。
以上が昨夜のスペシャルイベントと銘打ったアップルからの主な発表内容のまとめとなります。
概ね噂通りの内容といった印象でですが、SNS上でも批判やがっかりといった声が多数上がっており、iPhoneSE2を楽しみにしていたユーザーにとってはがっかりの内容となってしまいました。
スティーブ・ジョブズ氏を神格化し過ぎるのもどうかとは思いますが、やはり以前のようなワクワク感は薄れてしまったように思えます。