iPad Proに関しては前々からリークされていましたが、長らく放置されていたMacBook AirとMac miniも新型が発表されましたね。
Apple製品に共通して言えることなんですが、年々、高価格化が進んで信仰力が試されている感もありますが、高くてもやっぱりApple製品は魅力的ということで価格も含め旧モデルとのスペックを比較していきたいと思います。
3世代目となるiPad Pro
機種 | iPad Pro(第1世代) | iPad Pro(第2世代) | iPad Pro(第3世代) |
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初期搭載iOS | iOS 9(12.9インチ), iOS 9.3(9.7インチ) | iOS 10.3.2 | iOS 12 |
対応iOS最新版 | iOS 12.0.1 | ||
iOS最終サポート系列 | 未定 | ||
CPU | Apple A9X | Apple A10X | Apple A12X |
GPU | 12コアPowerVR Series 7XT | A12 Bionic強化版? | |
メインメモリ | (12.9インチ)4GB (9.7インチ)2GB |
4GB | 4GB(ストレージ1TBモデルのみ6GB?) |
フラッシュメモリ | 32/128/256GB | 64/256/512GB | 64/256/512GB/1TB |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ 60Hzリフレッシュレート 12.9/9.7インチ型TFT(IPS)マルチタッチ液晶 画素数(12.9インチ):2732×2048ピクセル 画素数(9.7インチ):2048×1536ピクセル 解像度:264ppi 色深度:8bit 1677万色表示 耐指紋性撥油コーティング 低反射コーティング |
Retinaディスプレイ 120Hzリフレッシュ対応ProMotionテクノロジー 12.9/10.5インチ型TFT(IPS)マルチタッチ液晶 画素数(12.9インチ):2732×2048ピクセル 画素数(10.5インチ):2224×1668ピクセル 解像度:264ppi 色域:DCI-P3 色深度:8bit 1677万色表示 耐指紋性撥油コーティング True Toneディスプレイ 低反射コーティング |
Liquid Retinaディスプレイ IPSテクノロジー搭載11インチ(対角)LEDバックライトMulti‑Touchディスプレイ IPSテクノロジー搭載12.9インチ(対角)LEDバックライトMulti‑Touchディスプレイ 2,388 x 1,668ピクセル解像度、264ppi ProMotionテクノロジー 広色域ディスプレイ(P3) True Toneディスプレイ 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング 1.8%の反射率 600ニトの輝度 |
通信方式(Wi-Fi) | Wi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)、MIMO、Bluetooth 4.2+HS | Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)、同時デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)、MIMO対応HT80 Bluetooth 5.0テクノロジー |
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センサー | 指紋認証センサー(Touch ID) 3軸ジャイロスコープ 加速度センサー 環境光センサー 気圧計 |
Face ID 3軸ジャイロ 加速度センサー 気圧計 環境光センサー |
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カメラ(バック) | (12.9インチ)HDビデオ撮影(1080p、最大30fps、オーディオ入り、120fpsスローモーション撮影対応) 静止画(5倍デジタルズーム、800万画素、バーストモード対応) (9.7インチ)4Kビデオ撮影、HDビデオ撮影(1080p、最大60fps、オーディオ入り、最大240fpsスローモーション撮影対応) 静止画(5倍デジタルズーム、1200万画素、バーストモード対応) |
4Kビデオ撮影、HDビデオ撮影(1080p>、最大60fps、オーディオ入り、最大240fpsスローモーション撮影対応) 静止画(5倍デジタルズーム、1200万画素、バーストモード対応) |
12メガピクセルカメラ、ƒ/1.8絞り値、最大5倍のデジタルズーム、5枚構成のレンズ、クアッドLED True Toneフラッシュ、パノラマ(最大63メガピクセル)、サファイアクリスタル製レンズカバー、裏面照射型センサー、ハイブリッド赤外線フィルタ、Focus Pixelsを使ったオートフォーカス、タップしてフォーカス(Focus Pixelsを利用)、手ぶれ補正機能を使ったLive Photos、写真とLive Photosの広色域キャプチャ、強化されたローカルトーンマッピング、露出コントロール、ノイズリダクション、写真のスマートHDR、自動手ぶれ補正、バーストモード、タイマーモード、写真へのジオタグ添付、画像撮影フォーマット:HEIF、JPEG |
カメラ(フロント) | HDビデオ撮影(720p、最大30fps、オーディオ入り) (12.9インチ)静止画(120万画素) (9.7インチ)静止画(500万画素) |
HDビデオ撮影(1080p、最大30fps、オーディオ入り) 静止画(700万画素) |
7メガピクセルの写真、ポートレートモード、ポートレートライティング、アニ文字とミー文字、1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)、Retina Flash、ƒ/2.2絞り値、写真とLive Photosの広色域キャプチャ、スマートHDR、裏面照射型センサー、自動手ぶれ補正、バーストモード、露出コントロール、 タイマーモード |
外部接続端子 | Lightningコネクタ | USB-C | |
バッテリー | (12.9インチ)38.5ワット時のリチウムポリマー電池 最長10時間のバッテリー駆動 (9.7インチ)27.5ワット時のリチウムポリマー電池 最長10時間のバッテリー駆動 |
(12.9インチ)41ワット時のリチウムポリマー電池 最長10時間のバッテリー駆動 (10.5インチ)30.4ワット時のリチウムポリマー電池 最長10時間のバッテリー駆動 |
(11インチ)29.37ワット時のリチウムポリマ電池 (12.9インチ)36.71ワット時のリチウムポリマ電池 全モデル 最長10時間のバッテリー駆動 Wi-Fi + Cellularモデル 最長9時間のバッテリー駆動 |
サイズ | (12.9インチ)305.7mm(縦)×220.6mm(横)×6.9mm(厚) (9.7インチ)240mm(縦)×169.5mm(横)×6.1mm(厚) |
(12.9インチ)305.7mm(縦)×220.6mm(横)×6.9mm(厚) (10.5インチ)250.6mm(縦)×174.1mm(横)×6.1mm(厚) |
(11インチ)247.6mm(縦)×178.5mm(横)×5.9mm(厚) (12.9インチ)280.6mm(縦)×214.9mm(横)×5.9mm(厚) |
重さ | (12.9インチ)713g、(9.7インチ)437g | (12.9インチ)677g、(10.5インチ)469g | Wi-Fiモデル (12.9インチ)631g、(11インチ)468g Wi-Fi + Cellularモデル (12.9インチ)633g、(11インチ)468g |
まず目を引くのはベゼルレスになったディスプレイとホームボタンの廃止
デザインは概ねリークされていた画像の通りですが、いざ目の当たりにするとやはりベゼルは細い方がスタイリッシュで格好良く見えますね。
そしてベゼルレスになったことで、同じ12.9インチの旧モデルと比較して従来から25%小型化されています。
また、ホームボタン廃止によってFace IDにも対応しています。
iPhone Xシリーズに比べるとやや太さは残るものの、賛否の別れるノッチがないにも関わらず、カメラやセンサー類もしっかりと内蔵されていることを考えるとかなりスマートと言えるのではないでしょうか。
また、Lightning端子からiPhone XSでは採用が見送られたUSB-C端子に変更されました。Lightningケーブルは強度や互換性の問題もあったので端子類の規格が統一されていくのは歓迎したいです。
今回、端子が変更されたことで次期iPhoneも間違いなくUSB-Cの採用がほぼ確実となったのではないでしょうか。
新しくなったApple Pencil
ペン入力デバイスのApple Pencilも新しくなり、内蔵された磁石でiPad Proに装着することもでき、さらにその状態で自動でのペアリング、充電も可能となりました。
今回のモデルで第2世代Apple Pencilとなったわけですが気になる価格は14,500円(税別)となっております。
A12X搭載でノートPCより速い?
今回、新たに搭載されたプロセッサの「A12X Bionic」では100億トランジスタを集積。CPUは高性能コアが4基、省電力コアが4基の構成となっており、シングルコアでの性能は旧モデルに比べて35%、マルチコアでの性能は90%もの高速化となり「市場にある92%のノートPCより高速」と説明しています。
各モデルの価格は?
Wi-Fiモデルの11インチが89,800円〜、12.9インチが111,800円〜となっており、Wi-Fi + Cellularモデルの11インチが106,800円〜、12.9インチが128,800円〜となります。
iPhone XSシリーズの発表から間もないということもあり、安いと錯覚してしまいそうです。もちろん、機能を考えると安いとは思いますが。
また、旧モデルもしばらくは併売されるようで今回の新型の発表に合わせて10.5インチが69,800円〜と値下げされました。
2019年にはAdobeからPhotoshopのiPad版もリリースされるので、iPad生活が捗りそうですね。
驚きの薄さを実現したiPad Pro※ただし曲がりやすい…
一部では報告も上がっておりましたが、この剛性の問題に関してAppleが回答しました。
「製造課程が原因でiPad Proが曲がってしまうことがあるよう。」とのことです。薄くすれば剛性が下がる、当然といえば当然ですが場合によっては開封時に既に曲がっていたなんてこともあるようです。
この曲がる問題に関して、AppleCareの対象になるのかまた無償交換には応じてもらえるのかなどが気になるところですがAppleからのコメントは現在のところまだありません。
高額なデバイスにも関わらず開封時に曲がっていたなんて悲劇以外のなにものでもないので交換等のプログラムを用意してもらいたいです。
新型MacBook Airもベゼルレスデザインへ
MacBook Proが薄型化されたことですっかり忘れられた感のあったMacBook Airですが、新モデルが発表されました。
MacBook Airの主な変更点・特長・価格
大きな変更点としては、MacBook、MacBook Proに続いてベゼルレスデザインが採用され小型化された他、厚さも従来モデルから10%薄型化されています。
サイズは304.1mm(幅)×15.6mm(高さ)×212.4mm(奥行き)、重量が1.25kg、バッテリーの持続時間は最大12時間となっております。
Touch ID搭載のキーボードに接続端子はこちらもMacBook、MacBook Proに続いてUSB-C互換のThunderbolt3に変更されました。
Touch Barモデルは個人的には使いづらいので、Touch IDだけ搭載されたキーボードは羨ましいのですが、USB-Cポートが2つのものしか選べないのは正直残念という感想です。
こちらもRetina非搭載の従来モデルも併売されるようですが、価格は今回発表された新モデルが134,800円(税別)〜となります。
2014年以来の4年ぶりとなる新型Mac mini
見た目そのままにパワーアップした新型「Mac mini」ですが、色がスペースグレイとなったことでかなりプロ感が増したように感じられます。
Mac miniの主な変更点・特長・価格
構成はカスタマイズ可能ですがCPUはデスクトップ向けの第8世代Intel Coreを採用し、CPUコア数が最大6コア(Core i7)、メモリが最大64GB、SSDが最大2TBまで搭載することが可能となりました。
本体サイズは従来通り197mm(幅)×36mm(高さ)×197mm(奥行き)で据え置き、重量のみ1.3kgとわずかに増量していますがスペースグレイになった以外、見た目はほぼ変わっておりません。
外部端子にはThunderbolt3(USB-C)×4、Ethernet、HDMI2.0×1、USB3×2、ヘッドフォン端子と小型ですが外部端子は充実しています。
気になる価格は最小構成で89,800円(税別)〜となります。
ちなみに我が家のリビングPCとしてMac mini Mid 2011をSSDに換装して未だに現役で特に不満もなく、使用中なので買い替え予定はないのですがMacの中では最安となるので持ち運びをしないようであれば、入門用のマシンとしてもMac構成を特盛にすればゴリゴリ使えるメインマシンとしての使用にも十分耐えうる一台かと思います。